パーフェクトキング~俺様なヒーロー~
『輝の彼女カワイイよなぁ』
『マジで譲ってほしい!』
友達のそんな言葉と。
『家でいつも篠原さんの話ばっかりしてるよ』
って南波。
自覚してる。
俺はかなり独占欲は強い方。
それがすぐに態度にでるくせに、カッコつけて余裕ぶる。
そんな自分がカッコ悪いことは、わかってる。
ただ、唯衣には余裕を見せたかった。
それで我慢してやってた。
俺にしては耐えた方だ。
唯衣を壁と俺の間に拘束したまま、そんな事を考えた。