パーフェクトキング~俺様なヒーロー~




「なぁ、唯衣」




「うん?」






「俺から…離れんなよ」





輝先輩の言葉に、顔が熱くなるのがわかった。




真っ暗な空に星が降る。


溢れる涙をこらえるように、星空を見上げたまま頷いた。





“ダイスキ”



それ以外になんて伝えたらいいんだろう?



やっぱり




「愛してる」



かな?



驚く輝先輩に、ニッと笑って見せた。




< 265 / 305 >

この作品をシェア

pagetop