ミルキーはあなたの味<短編>
私と真菜は八月、世間は夏休みだっていうのに、しょっちゅう学校にきてた。




学校に来れば先輩を見れる。




それに、私達のお気に入りの場所、体育館。



部活とかが何もない日も体育館は使っていい。




体育館の開かれた大きなドアから注がれる真夏の風を体に受け何重にも重ねられたマットの上で寝転びながら真菜とくだらない事なんかを炎々と話す。



風の全くナイ猛暑の日は学校近くの図書館や公民館へ涼みに行った。



いつも私たちは学校の自販でジュースを買って、その日の気分でスポットを決めて遊んでた。




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