ミルキーはあなたの味<短編>
それから一時間程話して家路についた私たち。



家に帰って部屋着に着替えてベットに寝転び天井を見つめる。



先輩の言っていた事を何度も繰り返し考えていた。




「先輩、一つ聞いていいですか?」



「何?」



「先輩、なんで野球やめるんですか?」




私は先輩の顔を見ずに聞いた。




というか、先輩がどんな顔をするのかこわくて、見れなかった。



「誰がやめるって言ってたの?」



質問で返された。



「えっと・・・噂で、先輩がスカウト断ってるって・・・」




「だから俺が野球やめるの?」



「ち、違うんですか?」



今度は先輩の目を見て聞く。
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