ミルキーはあなたの味<短編>
公園のベンチに二人で座った。



先輩は、


「ありがとう、夏ちゃんのお陰で気持ちよく甲子園を終える事ができたよ」


って言ってくれた。



すっごく嬉しかった。



先輩は体を少しこちらに向け、真剣な顔して聞いてきたんだ。




「夏ちゃん、俺と付き合ってくれる?」



「はい。」



もう何度も何度も心の中で準備してた。



だから、言葉に詰まるなんて事、もうなかった。




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