ミルキーはあなたの味<短編>
先輩は、急に私に言った。


「飴かなんか持ってる??」



私は鞄の中を探り、ちょっと溶けかけたミルキーを発見。


「これ・・・溶けてるけど・・・・・」


差し出すと先輩は嬉しそうに、


「ありがと!」


と言って、溶けてるから紙にへばりついて中々しぶといミルキーを頑張って包みから取ろうと苦戦していた。



やっと包みから取り出されたミルキーを、


おいしそうに頬張る先輩。


「夏も一緒に食べようよ」


って言われた。


初めての呼び捨て・・・



「は、はい・・・・」



とだけ言ってもう一つあるか鞄を探る私に、
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