ミルキーはあなたの味<短編>
「新垣~明日野球観にいこーぜ」



「え~野球なんて興味ないよぉ~真菜でも誘えば?」



「はぁ?休みの日まであいつの顔みたくねーよ」


真菜と私の元彼はめちゃくちゃ仲が悪かった。


なぜだかお互いに合わないみたい。


私は両方と合うのにおかしいよね。



そう、この元彼が原因だったんだ。



私を哲先輩中毒にした。


中三の夏だった。  この時先輩は高校二年で、先輩の通う(今は私と真菜も通う)高校は甲子園の常連校だった。


二年生でレギュラーだったのは先輩とあともう一人だけ。



先輩はこの時からすでにバッター4番の背番号を背負ってた。



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