輝きを失うまで…

「どうして、そんなにテンション低いの?」
そう聞くと、彼はこう答えた。
「俺、朝苦手だから…」
そして、苦笑いしていた。

「ねぇねぇ、このうさぎ可愛いよね!」
そういい、ケータイにつけたうさぎのキーホルダーを見せた。
「気に入ってくれた?」
いきなり、そんなことを言い出した。
「…え?」

「俺からだよ?」
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