輝きを失うまで…
「…あたしの病気は脳の病気で、でも原因不明なの。だから、治せなくて…。もう、長くないって言われてるの。今に医学ではどうしようもありませんってやつ?」
そういい、あたしはあははと笑った。
「だからって、どうして生きるのを諦めるの?」
優苺がそんなことを言った。
「なにそれ!諦めてないよ!?未来が長い人にあたしの気持ちなんかわかんないでしょ?」
「…わかんないよ!わかりたくもないよ!そんなうじうじしてるなんておかしいよ!どうして、短いからこそ楽しもう。精一杯生きようって思わないの!?真優、諦めないで?最後まで、綺麗に輝きながら生きようよ?かっこよく人生すごそうよ?」
「ふぇっ…」
あたしの我慢していた涙が溢れ出した。
何年ぶりだろう?
こうやって、涙を流すの…