輝きを失うまで…
本当のお別れ
次の日…。
その日は、朝からすごく体調が悪かった。
もう、言葉を発するのもツラかった。
体も動かないし…。
周りは、すごくザワザワしていた。
あたし、死ぬんだろうな…。なんて思ってしまってる。
お昼頃、翔くんがきた。
「よぉ!大丈夫か…?」
心配そうに覗き込んでくれる。
あたしは、頷いた。
「おぉー。そーか!はやく、なおせよ?」
そう言い、ケラケラと笑っていた。
でも、多分翔くんにもあたしが長くないことはわかっていたと思う。
「…て、が、み…」
頑張って発した言葉。
「え。まさか!あきらめんなよ!」
感ずいた翔くんは焦っていた。
「…わ、た、し、てねっ…」
「あぁ。だから、もう喋るな!」
そんな中、あたしの脈拍はおかしくなり…。
すごく苦しくなった。