片想い
1

「宮田…さん?それとって。」


そう声をかけてきたのは坂本くん。
指の指す方を見ると、黒のシャーペン。

「…あ!はい。」

慌てて渡すと坂本くんはにっこり笑った。


「ありがとう。」


それだけなのに、私はもう彼の虜。
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