今日からシンデレラガール!
「分かってますよ、何回も言われましたから大丈夫ですって。お久しぶりです、小川先輩。最近、生徒会をサボっているので会長が怒ってますよ?」
またクスッと更科くんは笑った。
・・っていうか、更科くんってすっごい美声!
「え・・・まじで?うわー・・・やっべ」
頭を抱える翔平の隣で雨宮くんは携帯を触っていた。
・・・もう怒ってなかったりして。
すると急に雨宮くんが目を見開いた。
「げっ・・・」
そう言った瞬間、雨宮くんが後ろを振り返った。
「・・・姉ちゃん」
雨宮くんの後ろには背の高い女の人が立っていた。
・・・え、この人いつからいたの!?