素直じゃないあたしを温めて
そっか……
付き合うって事は、
そういう事もするっていう意味なんだよね。
なんか……
ちょっと抵抗あるかな……
だって、親がそういう事簡単にする人だったし……
「大丈夫だよ。茂里が気持ちの整理出来るまで、俺襲ったりしないし。茂里のタイミングで良いから」
柳瀬はあたしが考えていた事を見抜いたかのように、そう言った。
「うん……ありがと。って……襲うって!!あたし、絶対そんな事されたら即嫌いになるからね!」
「おおっ怖い怖いっ。でも俺、一応男だしあんまり我慢できないから、出来るだけ早く気持ちの整理つけろよ?」
「もーっほんと変態!」
そう言うと柳瀬は笑って、
またあたしを抱きしめた。