素直じゃないあたしを温めて
Side:柳瀬
Side:柳瀬
今、隣にはずっと手に入れたかった茂里が居る。
茂里見てみると、子犬のような
うるうるした目でこっちを見ている。
そんな目で見んなよ。
可愛い……可愛すぎるから。
「んっ!」
ああ、ついまたキスしてしまった。
ゆっくり唇を離すと、
「もぉ~っ!またキス?しすぎだってっ!」
そう言いながらも少し顔を赤くして照れていた。
そんな顔されたら、俺またキスしたくなってくるんだけど。
ああ、駄目だ。
俺、このままだったら茂里の事めちゃくちゃにしちゃいそうだ。
歯止めが利かなくなりそうで……