素直じゃないあたしを温めて

「何なんだよっ!意味分からんねぇ!俺ら付き合ってんだろっ!!」



そう言うと、山崎くんはあたしの制服を無理矢理脱がそうとした。



「いやっ、いやっ、やだっ!!やめてっ」



言っちゃ駄目だって思ってるのに、

嫌だ、怖いっていう気持ちが勝ってしまって

山崎くんを傷つけるような言葉がたくさん出てきた。




「やだぁ……やめてっ」


「うるせぇんだよ!大人しくしてろ!」



そう怒鳴られたあたしは涙が出そうになるのを堪えた。



「何泣きそうになってんだよ。何でだよ!」


「ごめんなさいっ……」


「そんな抵抗しても無駄だよ?これから俺らはずーっと一緒に居るんだから。こうやってセックスするくらい普通になるんだよ?」


「……」



山崎くんはあたしの事、

なんにも分かってない。
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