素直じゃないあたしを温めて
“寂しい”
そう言ってくれたのが単純に嬉しくて。
「でもさ!たまには連絡してよ?琥珀はいつもあたしからメールしないと来ないんだから!」
「うん」
あたしは幸せだ。
こんな人たちと、出会えて幸せだよ。
「私達、親友だからね……?」
思いがけない由香ちゃんからの言葉に、あたしは涙を流してしまった。
「どうして泣くのよー!もー我慢してたのに私まで泣いちゃったじゃんバーカ!」
そう言って強くあたしを抱きしめてくれた。
「由香ちゃん、ありがとう」
「……元気でね」
由香ちゃんが居てくれたおかげで、学校に行くのが楽しくなった、友達も増えた。
本当に、ありがとう。
さようなら、由香ちゃん。