素直じゃないあたしを温めて
「……Will you marry me?」
「……え?」
「俺、一応英語の教師だからな!」
そう言ってニコッと微笑んだ柳瀬が取り出したのは、
金色の可愛らしい小さな星が付いたネックレス。
「Will you marry me?」
「……Sure!」
そう言って、また柳瀬の胸の中に飛び込んだ。
「……」
静かにあたしを起こし、そのネックレスを付けてくれた。
「俺は、シルバー」
きらりと胸元に光って付いていたのは、あたしにくれたものと同じで。
柳瀬の方には
“FOR”
あたしの方には
“EVER”
……“FOREVER”
永遠に。