素直じゃないあたしを温めて

制服に着替えたあたしは、

美砂が作った目玉焼きを頬張った。


中二にして何でもテキパキと

こなせる美砂。



顔も整ってる方だし、

スタイルも良いし、

たぶん、男はこんな何でも出来るような

完璧な女子が好きなんだろうなって思った。


「美砂、彼氏とか居ないの?」


「なっ!?なによ急に!!」


いきなり焦りだす美砂。



その焦り方、

彼氏が居るんだとすぐに分かった。
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