素直じゃないあたしを温めて
「うち、狭いけど、別に連れてきて良いよ?たぶん千奈と晴季も喜ぶだろうし。あたしも見たいなぁ、美砂の彼氏」
「ちょっとお姉ちゃん!!」
顔を真っ赤にする
美砂が可愛い。
そっかぁ……
もう彼氏とか作るような年頃か。
あたしは……
彼氏なんて出来たこと無いけど。
というか、作ろうとも思わない。
「おねーちゃんおはよぉ」
千奈と晴季が起きてきて、
あたしの隣にちょこんと座って来た。
「おはよ」
あたしは二人の頭を撫でた。