素直じゃないあたしを温めて

「あれっ?お前、もしかして茂里か?」


「・・・?」



1人の男があたしを指さしてそう言った。


何であたしの事知ってるの?


「うわっ、茂里じゃん!」


すると、隣に居たもう1人の男も

あたしを指さして驚いて居た。


「ええっと……」



あたしはなんて言って良いか分からず、戸惑った。

確かにちょっと見たことあるなぁって

思ったけど……

この人達の名前なんて知らないし。


「あれ、もしかして忘れちゃった?俺だよ、神坂隆樹!」


カミザカリュウキ……?

あ……

もしかして。


「俺は、飯島尚也」


イイジマナオヤ……

・・・


やっぱり。
< 83 / 440 >

この作品をシェア

pagetop