素直じゃないあたしを温めて

「てかさぁ、茂里中3の時よりも可愛くなってね?」


「確かに、可愛いなっ。アドレス教えてよ!」


神坂が携帯を取り出して嬉しそうにニコニコ笑っていた。



中学の時は、あんなにあたしの事を避けて

陰でコソコソ言ってたくせに。


今はもう関係ないんだ、そういうの。

・・・

なんか、それって……


「ねぇ、教えてよ?」


「え、えっとー……」


「良いじゃん、早く教えろよ!」


そう言って、神坂があたしの腕を強くつかんだ。


離してっ!

って言おうとしたその瞬間、



バシャッ



「!?」



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