【完】校内1のイケメンに恋をした!! 2


「て言うかキミ、真由ちゃんの何?」


…え?




あ…大雅さん…。


今まで黙って見ていた大雅さんが、無表情に近い顔で涼太くんに言う。


「何、って…同じ中学出身で、付き合ってたことがあったから声かけたんスけど?」


ムッとしながら答える涼太くんに、大雅さんは興味無さげに「ふーん」と返すだけ。

それが涼太くんの怒りを買ってしまったようで…、




「て言うか、彼氏でもない人に俺たちのことどうこう言われたくないんですけど」


……涼太くんは大雅さんに向かってそんなことを言い放った。


けど、




「………ぷっ」


それに反応して笑ったのは、朔也さんだった。

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