【完】校内1のイケメンに恋をした!! 2
心臓の辺りが、ズキンと鳴った。
「水族館で会った時から俺、ずっと真由のことが頭から離れなくて。
一目惚れ…って表現はおかしいかもしれないけど、でも俺、真由に惚れてるんだ」
「………」
「だからまた一緒に居たい。
真由のこと、幸せにしたいんだ」
……なに、これ…なんなの…。
「俺、本当に真由のことが好きなんだ」
…なんで今更、そんなこと…。
「ずっと大切にする。
だから、俺と一緒に居よう?」
…大切に…?
“俺、処女としてみたかったんだよねぇ。
だからお前と付き合ったのにさぁ、ヤらせてくれないんだもん。
で、もう他の女見つけたからお前要らねーわ。”
…そう言ったアンタが、私を大切にする?
「…馬鹿じゃないの…」
…アンタの言葉なんて、私は信じない。
「私は、アンタとやり直すつもりなんてっ…――!!」
――…っ……!?
「俺、マジだから」
…耳元で聞こえた声。
「…っ……んっ…」
その次の瞬間、涼太くんの唇が私の唇を塞ぎ…、
力強く抱き締められたことにより、体の自由も奪われていた。