【完】校内1のイケメンに恋をした!! 2
……。
「…まったく、この二人は何やってるんだか」
相変わらず呆れた顔の朔也さん。
健吾さんは「まぁまぁ」と宥めつつ、大雅さんをベッドへと運ぶ。
その間に私は、別の部屋に布団を敷いていく。
優ちゃんの分と…、私の分。
「真由ちゃん、付き合わせちゃってごめんな?」
「あ、いえ…大丈夫です」
「ったく、ウチのお姫様は何を考えてるのかねぇ」
布団を敷き終えたところに、健吾さんが優ちゃんを抱えてやって来る。
優ちゃんはぐっすりと幸せそうな顔で寝ていて、それを見る健吾さんもなんだか幸せそう。
「…さてと。俺はもう少し飲むけど、真由ちゃんはどうする?」
「あ、色々片付けなきゃ」
「そっか?片付けなんて明日でいいんだよ?」
「んー、明日は明日でまた散らかりそうなんで」
「あぁー…確かにあり得るなぁ…」
なんてことを話しながら部屋に戻り、既に片付けを始めていた朔也さんと共に部屋を片付けていく。
それが終わったあと、お酒をチビチビ飲む健吾さんと、麦茶を飲む朔也さんと私で色々な話をした。
もちろん話題は、やっぱり龍輝さんのことだ。