R〇B〇T…?
無表情ロボット
ジーーッジーージジッーーー…
ギュィーーーーィンー…
ジジジーーッジッジーー…
「……なんなんだ!うるせーな!!」
不快な機械をいじる音で俺は目覚めた。
時計を見ると夜中の3時だ。
真夜中にこの音はうるさすぎる!
こんな時間にこんな最悪な起きかたをするなんて。
きっと今日はろくでも無い日になるにちがいない。
俺はイライラしながら起き上がり自分の部屋を出た。
ジジジーーッ…ギュイーィン…
予想はしてたがこの音は親父の部屋から聞こえてくる。
親父は機械工学の有名な研究所でロボットを作ったりしている。
だから間違いなくこの音は親父が原因だ。
(真夜中に近所迷惑だろっ!?)
(いや、まず俺が迷惑だよ!?)
思わずツッコミを入れながら、親父の部屋のドアを睨みつける。
これは文句の一つでも言わなければ腹の虫が治らない。