R〇B〇T…?
親父と俺の睨み合いが続き、それまで黙って見ていたユカが口を開いた。
「……お二人ともそっくりですね」
(喧嘩売ってるだろおまえ!!)
「「そっくりなんかじゃない!!」」
(はもるなよ!クソ親父)
舌打ちを打ち、そう思いながらぎろりと親父を見た。
「……とにかく、俺そんなの絶対イヤだからな」
それだけ怒鳴って俺は部屋を飛び出し、自分の部屋に戻った。
最悪だ。
最悪だ、最悪だ、最悪だ!
あんな奴が俺の専属使用人?
(そんなの俺は認めないぞ!)
部屋に用意してもらった紅茶を、喉へ一気に流し込みベットに潜り込んだ。
(あー、こんな気分じゃ寝れない)
そう思っていた俺も眠さに負け、いつの間にか寝むりについていた。