R〇B〇T…?
「はいはい、ユカね」
「"はい"は一回です」
(あーー!もううるさいなっ)
朝からイライラさせやがって……って昨日からか。
「さあ、起きてください」
「たくっ。今起きるよ」
舌打ちしたくてしようがなかったけど、またうるさく言われそうだから我慢した。
(誰かさんのせいで、真夜中に起こされて、いつもより眠いっていうのに)
低血圧で朝が弱い俺は、だる重い体をなんとか起こして、力無く食堂へ向かった。
「おぉ!?ハルトじゃないか!!ハルトが私と一緒の時間に朝食だなんて珍しい…!」
食堂にはすでに親父が席についていた。
親父を含め、周りにいる使用人たちも驚いた様子で、席に着いた俺を眺めていた。