R〇B〇T…?
(そりゃみんな驚くよな)
俺だってこんな朝早い時間に、こんなとこ座ってるなんて驚いてる。
いつもの俺なら、起こされることなく、あと3〜4時間は寝ている。
布団を取り上げられ、無理矢理起こされるなんて初めてだ。
(面倒くさいことになった……)
そんなことを思っていると、キッチンから急ぎ足で使用人が食事を運んできた。
使用人が運んできたそれを見て、ただでさえ悪い俺の機嫌が、更に悪くなった。
「……。何だよこれ」
運ばれてきたのは食パンとジャム。目玉焼きにソーセージ。
そしてサラダ……。飲み物は…牛乳!
(……ふっざけんなよ!!)
思わずテーブルを叩いて、叫んだ。
「俺の嫌いなもんばっかじゃん!!」
まず食パンと目玉焼き。
ボソボソしてるものが嫌いでパンの耳と黄身は好きではない。
いつもクロワッサンやロールパンなのに。
卵だっていつも違う料理だ。
オムレツとかスクランブルエッグとか。
「食パンも目玉焼きもいつもと違う!!でもまあそれはいいとするけど何より……」
……そう、百歩譲っていいとして、問題は――
「サラダと牛乳!!なんであるんだよ!!」
そう、俺は野菜全般が大の大の大の苦手だ。
青臭いし苦いし。
「レタスやキャベツなんてそこら辺の草といっしょじゃないか!そんなもん食えるか!」
牛乳も本当無理。
なんか気持ち悪くなるし後味がたまらなくマズイ。
「牛乳もこんなまずい飲み物ほかにないぞ!」