R〇B〇T…?
つか、なんで寝ようとしてんのバレてんだよ……。
「あー、もう!うるさいな、親父とお前のせいで眠いんだよ!もう少し寝かせろ!」
バン!
俺が怒鳴ると、あのロボットは俺の部屋に入ってきた。
「ちょっ、お前勝手にはいってくんなよ!」
「お父様から許可は貰ってあります。それと……」
そういいながらコツコツ足音をたててこちらに向かってきて、
「私の名前はゆかです。何回も言わせないでください。」
お決まりの無表情の顔を近づけて言い放った。
(うっ……、ち、ちかい)
あんな整った顔がドアップに写ったら、ロボット相手だとわかっていても、不覚にもドキッとしてしまう。
「わ、わかったから、どいてくれっ……ユカ」
そういうと、ユカはどいた。
「わかればいいんです。さぁ、先生もいらしています。早く行きますよ」
そういうと、俺の布団をはぎ取り、半ば強引に俺を部屋から連れ出した。