R〇B〇T…?
「あ、そうだ」
「……?」
あることを思いついた俺はつい声を上げてしまい、ユカが不思議そうにこちらを見つめる。
「花が好きならさ、これからここの手入れは、ユカがやってくれよ」
「私が……ですか?」
突然の提案に、ユカは戸惑うような表情を見せた。
「ここの手入れすらるやつ誰もいなくてさー、俺がたまーに草むしりとやってた程度なんだよ」
「…………」
俺の話を静かに聞いているユカ。
「だからさ、ユカが手入れしてくれたら、もっとキレイになると思うわけよ」
自然な空間といえば響きはいいだろうが、
言ってしまえば草は生えっぱなしで、花はその中に少し居づらそうに顔を出している感じで……
枯れている草や花も少しあり、とても綺麗とは言えない。
「…………」
ユカは考えるように辺りを見渡す。