R〇B〇T…?
これで、少しでもユカが俺にかまってくる時間がなくなるなら、一石二鳥だ。
「どうだ?」
それまで黙って聞いていたユカに答えを促してみる。
するとそれまでしゃがみこんでいたユカが立ち上がりこちらに向き直る。
「……是非やらせてください。頑張ります」
ぺこりとお辞儀をしてから、まっすぐ俺を見据えていった。
その顔はどこか嬉しそうだ。
「よし!決まりだ!じゃあこれから、ここのこと頼むな。俺の大切な場所だからな」
ニカッと笑い、ユカにそう言うと、ユカは一瞬戸惑ったような態度を取るが
「はい」
と、少し微笑んで小さく頷いた。