R〇B〇T…?
(なんだ。こいつ、結構いいやつじゃん)
少しそんなことを思う。
無表情で口うるさいだけのロボットだと思っていたけど……
普通に会話をするときは口うるさくないし、よく見ると表情あるし。
笑うとちょっと可愛いし…………
(って、何考えてんだ俺は)
最後に思い浮かべた事に一人で動揺し、頭をブルブルと降る。
(ロボット相手に何考えてんだか、アホらしい)
すると、ユカがポケットから時計を出すなり俺の方を見て言う。
「ハルト様、そろそろ勉強のお時間ですよ。早くお部屋に戻りましょう」
そう言い放つユカの顔はまた、いつもの無表情なものに戻っていた。
「えーー、めんどくせぇなぁ。サボるわ」
俺はそう言って、ユカに背を向けて寝っ転がった。
すると……