R〇B〇T…?


「でも……」

「ここで昼寝だってしょっちゅうするくらいだ。気にすんな」



そういいながら、ユカから視線を外し空を見上げる。
天気がよくて気持ちいいこんな日は昼寝日よりだ。

伸びをしながら頭で腕を組みながら空を眺る。



「いい天気だなぁ」



独り言のように呟くと、ユカも空を見上げていたのか呟いた。



「はい。…いい天気ですね」



俺のように清々しい声音でないことに気がつきユカをちらりと伺うと、どこか切なそうな表情に見える。

表情が分かりにくいため何とも言えないが。



「……ユカ?」



そんな表情に不思議に思い、思わず声をかける。



「ここにいると、機械だらけの街にいるということを忘れられますね」



そういいながら、ユカは庭を見渡し、草花や花に近寄る蝶や鳥を眺めていた。



「街で見る空とは違って見えます。ここからの空は本当に綺麗……」



そう言いながら空を仰ぐユカから、目が離せない。
どこか切なそうにでもとても美しいものを見るように眺めているユカを綺麗と思った。



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