R〇B〇T…?
「気にしなくていいから優華(ユカ)ちゃん。ハルトのやつ本当我が儘で生意気でさー」
「んだとクソ親父!」
「…たしかに」
"ユカ"と呼ばれるそのロボットは親父の言葉に深く頷いた。
「おい!お前も失礼だぞっ」
「相手に向かって、そいつやお前呼ばわりするほうが、失礼かと思います」
無表情で俺の目をジッと見据えてくる。
まるで挑発してるかの様な態度に、俺は頭にきた。
かちーーん。
ロボットの癖にずいぶんと生意気じゃないか!
「私は優華といいます。お前ではありません」
いちいちムカつく言い方するな。
「ユカだろ?ユカって呼べばいんだろ!」
それにしても本当に顔色一つ変えないやつだ。
(このロボット少し古いやつか?うちのメイドの方が人間っぽい顔するぞ)
そんなことを思った。