私の恋
「ふぁー、やっと昼休みだよ。
疲れたー」


私たちは4時間もの難しい授業を受け、
やっと昼休みになった。


『ご飯食べようか。』


カバンから弁当を取り出そうとしたら
ない!弁当がない!


「どうしたの?弥生。」



『弁当がないのー、朝慌てて飛びだしちゃったから、初日から最悪ー』


こんこんこん、
こちらに向かってきた足音は
私たちの目の前で止まった。


「…河野…弥生か?」


見上げると今までにみたことのない
ちょーイケメン!


「う?聞いてんだけど…」


『あっ、はい。何かご用ですか?』


私は顔が真っ赤になっていくのが
分かり下を向きながら返事をした。


ドサっ


『えっ?』



「闘次から預かった。
渡したからな。じゃ!」



私は頭の上にハテナマークがたくさん浮かんでいる。
なんで、あの人が弁当を届けにくるの?しかもだれ?


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