この気持ちの向こうに
キーンコーンカーンコーン”
「やべっ!!」
今日この言葉を何回言っているだろう。
とまぁ、またギリギリでHRに間に合った。
「ったく。あの変態教師のせいで・・・」
そういってついた席に座ろうとした瞬間。
ふと見た視線の先には黒髪の良く似合う1人の男が窓の外を眺めていた。
なぜだか知らないが目が離せない。
1人ボーっとしていると後ろから声を掛けられた。
「よっ!」
「おっつ!!」
びっくりした俺は手に持っていたバックを落としてしまった。
「なんや、ひどいなぁ〜」
「わ、わりぃ・・・」
茶色のメッシュにこてこての関西弁。
大阪人だ・・・
「俺は平井飛鳥。飛鳥でええで!お前は?」
勝手に自己紹介をした飛鳥。
「俺は宇佐美藍。藍って呼んでくれ。」
俺が軽く自己紹介をし終わると飛鳥は俺の肩を掴んで思いっきりゆすってくる。
「よろしくなっ!」
「おう!」
ウザイ奴は苦手だが、こういう奴は嫌いじゃない。
「入学式一緒に座ろうや!」
「いいよ。」
そう言って俺たちは入学式へ向かった。
〜2時間後〜
入学式の間も喋っていた俺と飛鳥はすっかり意気投合していた。
と俺はここでさっきの男について訊ねてみた。
「なぁ飛鳥。さっき窓の外を眺めていた奴ってなんていう名前なんだ?」
「ん?藤堂か?」
藤堂・・・
「うん、多分。」
「藤堂功基。あの年齢で実は小説を書いてるんだって!」
「小説?」
「そう。ペンネームは鶯弥生。」
うぐいす・・・やよい?
「誰だそれ。」
俺が不思議そうな顔をしていると飛鳥は目を見開いて驚いた。
「なんや藍、知らんのか?今人気絶頂の小説家。年齢、住所全てシークレットっちゅうミステリアスなイメージで女子はともかく男子にも惚れられるほどの人気や!」
「へぇ〜」
全く知らなかった・・・
「やべっ!!」
今日この言葉を何回言っているだろう。
とまぁ、またギリギリでHRに間に合った。
「ったく。あの変態教師のせいで・・・」
そういってついた席に座ろうとした瞬間。
ふと見た視線の先には黒髪の良く似合う1人の男が窓の外を眺めていた。
なぜだか知らないが目が離せない。
1人ボーっとしていると後ろから声を掛けられた。
「よっ!」
「おっつ!!」
びっくりした俺は手に持っていたバックを落としてしまった。
「なんや、ひどいなぁ〜」
「わ、わりぃ・・・」
茶色のメッシュにこてこての関西弁。
大阪人だ・・・
「俺は平井飛鳥。飛鳥でええで!お前は?」
勝手に自己紹介をした飛鳥。
「俺は宇佐美藍。藍って呼んでくれ。」
俺が軽く自己紹介をし終わると飛鳥は俺の肩を掴んで思いっきりゆすってくる。
「よろしくなっ!」
「おう!」
ウザイ奴は苦手だが、こういう奴は嫌いじゃない。
「入学式一緒に座ろうや!」
「いいよ。」
そう言って俺たちは入学式へ向かった。
〜2時間後〜
入学式の間も喋っていた俺と飛鳥はすっかり意気投合していた。
と俺はここでさっきの男について訊ねてみた。
「なぁ飛鳥。さっき窓の外を眺めていた奴ってなんていう名前なんだ?」
「ん?藤堂か?」
藤堂・・・
「うん、多分。」
「藤堂功基。あの年齢で実は小説を書いてるんだって!」
「小説?」
「そう。ペンネームは鶯弥生。」
うぐいす・・・やよい?
「誰だそれ。」
俺が不思議そうな顔をしていると飛鳥は目を見開いて驚いた。
「なんや藍、知らんのか?今人気絶頂の小説家。年齢、住所全てシークレットっちゅうミステリアスなイメージで女子はともかく男子にも惚れられるほどの人気や!」
「へぇ〜」
全く知らなかった・・・