だから何…。
エレベーターに向かう…
いろんな部所の人間が並ぶ…
この中に俺より上の人間が何人いるのか…
下の人間が何人いるのか…
そんなことしか考えない…
エレベーターが開き人間が流れ始める
俺はなるべく最後に乗る…
会社の人間とはいえ…あまり触れたくない…
「7階です」
知らない人が押してくれる…
別にありがたくもない…
後ろの方で若者に熱く語る年配の声…
「仕事って言うのはな
会社にやらされるんじゃない…会社の為にやるんだ!
会社も同じだ!
お前達にやってもらってるんだ!
それが会社だ!」