エンドレス
あたし「え!」

どうして?
どこでバレたのか?
あたし「なっ 何のことかしら~?
あたし 存じ上げませんが…」

綾「とぼけたってむ~だ!
わたしがどれだけ場数踏んでると思ってるのよ?
それに あんたの好みなんてお見通しよ麻里
え~っと 確か幼稚園の時は早瀬君だったよね?かわいい顔した
その次が田中くんであの子もかなりモテてたし…
その次はぁ…」

あたし「わー かわった!
もう止めて!
認める!
だから 過去のことはもういいから!!!」

あたしは声高に綾の声をさえぎった

綾「往生際がわるいだよね 麻里はいつも…
でも素直に認めた所は大人になったかな?
わたしから言わせれば あんな顔だけの男どうかと思うけどね?
男はね
見かけより性格と包容力よ!」

そ~なんだよね
中3にして悟り切っちゃうほど 綾は男慣れしてる…

だって 誰が見たってあたしより綾だよね?
そう思うと 何だか泣けてきた…

しばらく沈黙したあたしに綾は問いかけてきた

「あ~あ 凹んじゃって 見てらんないわね?
わたしが仲取り持って上げようか?」

あたし「えっ?
ホント?
でも 綾に任せたら池尻くんだって 綾にいっちゃうよ~」
綾「何言ってるのよ?
アドバイスするだけよ わたしは…
実行するのは 麻里 あんたよ! わかった?」

あたし「えっ あたしが自分でやるの?そんな… 怖いよ」

綾「大丈夫
わたしを信じて任せなさい!
名付けて プロポーズ大作戦!」

って どっかのドラマになかったっけ?その題名…

あたし「わっ わかった!
それで どうすればいいの?」

綾「それはね…」

あたしと綾は深夜まで 作戦をねったのでした
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