始まりはあなたの奏でる音。
全部話し終わると一真くんは突然立ち上がって

「あいつ…許せねぇ…」
「一真くん?」

一真くんは私の手を引いた
ぎゅっ…

「か、一真くん!?」
「一真?おまえ…何して…」

え?
誰?

一真くんが私を離してその人に近づく。

「慎哉…おまえ結愛に何してくれたんだよ!」

慎哉くん!?

「は?」
「結愛に何したって聞いてんだよ!」
「何したって…」
「結愛に全部聞いたぞ」
「あぁ…」

そう言って慎哉くんが私に近づく。
そして私の首の痕に軽く口づけをした。

「ゃ…」

慎哉くんは私の肩を持ちながら一真くんの前までいった。
そして口づけしたところを指さして

「結愛ちゃんは俺のなの。」
「おまえっ」
「それに。なんで一真に口出しされなきゃなんねーんだよ。」
「それは…」
「おまえは結愛ちゃんの何なんだよ?」
「…元カレだよ。」
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