始まりはあなたの奏でる音。
「おはよ♪結愛。」
「おはよー姫。」
「今日も軽音見に行くの?」
「や、今日はバイトの面接だから…」
「え、今日行かないと入部できないんじゃ…」
「うん…入るつもりはないんだぁ。」

キーンコーンカーンコーン

姫が何かを言いかけた瞬間チャイムがなって先生が入ってきた。
午前中の授業の休み時間

「いいの?ほんとにいいの!?」
「うん。私、人前で何かするの苦手だし。」
「そっか。」
「うん。ごめんね?」
「何言ってんの!諦めるわけじゃないんでしょ?」
「うん。」
「なら、応援するよ!」

優しい姫に感謝しながら、姫に抱きついた。

「姫、ありがと。」
「結愛…がんばれ!」
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