始まりはあなたの奏でる音。
「なんかさー」

昼休み、姫は窓の外を眺めながら口を開いた。

「ん?どしたの?」
「やっぱ先輩ってかっこいい人多いよね。」
「中村は?」
「それはそれ。これはこれだよ。」

姫…あんたってヤツは…
あえて口に出さない私の優しさww

「ほら!あのバット持ってる人とかけっこうイケメンだよ?」
「え〜?」

ん?
あの人どっかで…

「あ!あの人一真くんだ。」
「知り合い?」
「うん。…お兄ちゃんの友達。」
「へ〜そーなんだ。」
「んー。」
「でも、その隣もけっこうイケメンだ。」
「え?」
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