こんなにも思っているのに
「あぁ…お前8月のマラソン大会応援に来てくんね?」

「マラソン大会?なんであたしが…応援に来てくれる女の子なんて沢山いるじゃん…」

うわぁ…可愛くない…
ほんとはめっちゃ行きたいし、誘ってくれて嬉しいのに…
もうちょっと素直になれないのかな…

「なに、妬いてんの?(笑)俺はお前に来て欲しいの、絶対来いよな」

「なっ…そんなんじゃないもん!てか…それどうせ他の女の子にも言ってんでしょ…(ゴニョゴョ…)」

「悪い、最後のほうよく聞こえなかった」

「なんでもないっ!マラソン大会行ったあげるから後で日にちと時間メールで教えて」

「おぉ!了解。じゃあな」

手を振りながら去ってく陸斗を見ながらため息をついた…

「どうしたの?夏休みにも陸斗君と会えるようになったのにため息なんかついたゃって」

あやが心配そうに聞いてきた…

「それは凄く嬉しいんだけどね…」

素直になれない自分が恨めしい…
さっきのメールのことだってただの口実で、ただ陸斗とメールがしたかったんだ…

女の子にはみんな、あぁ言って誘ってるのも分かってる
それでもやっぱり嬉しくて、マラソン大会が待ち遠しくなった
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