Leiche
第1章
 
須磨は、昨日の席替えで窓際の一番後ろという最高のポジションを獲得したため、休み時間も机に伏して寝ていた。

いじめに合っている訳では無いが、須磨には友達と呼べる友達が一人もいなかった。

勉強面で親の期待にはそれなりに答えて来たし、友達がいないのは小学生の頃から同じなので今更寂しいとも思わなかった。
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