プレイボール~始まりの合図~
休み時間になっても、掃除の時間も、授業中も、


ずっと、僕はヒロシに昨日の事を何回も話した。



「もうー何回目だよー」


って、ヒロシが呆れるぐらい何回も話した。


だって、話してたら何か不思議な優越感に浸れるから


だから、何回も同じ話をした


帰り道も、結局1日中


「じゃぁーバイバイ☆」


やっと解放されたかのように、ヒロシは走って帰って行った


まー僕は、大満足だったけど♪


そんな満足な気持ちを抱えながら、僕もグローブの待つ家に走って向かった。

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