わたあめ系彼氏。


ブチッ。


私の顔を覗き込みながら歩くこの男に、
私の頭のイライラメーターはついに限界を越したようだ。



「いい加減にしろ~~っ!!」


平和なはずの登校時間に1人大声で罵声をあげるのは、私。


南波 亜美 (16)


そんな私に、登校中の人々からの視線が痛いほど集中する。


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