花散らしの雨
花散らしの雨

「好きだよこれ、かなり」


そう言われて驚いた。


あんまり話した事ない奴だったし。

けどやっぱ、俺はすっげー嬉しくて、これからももっと描いていこうって思った。




…いつの間にかあんたは居なくなってた。




なぁ、今は俺、怖いんだ。

もうあんたが褒めてくれた絵は二度と描けない…

そう実感する事を。




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