恋愛教習所


すると大隅君は手をはなし


「練習の続き、やるか。」


と言った。


まだ顔が赤い。



ああ、もう離れていっちゃった。


もう少しだけ、もう少しだけ。


触れていてほしかった。




大隅君のぬくもりが消えるのが
寂しかった。



もっと、もっと。

大隅君…





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