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『どうして二人が付き合ってるの!?彩女だってあたしがあの人にされたこと、忘れたわけじゃないでしょ!?』
『覚えてるよ!櫻がイジメられてるって相談しても何もしてくれなかった。それどころか先輩まで櫻のことをシカトし始めた。ちゃんと覚えてる!』
だったら……。
『だったらなんで!?』
『その後の先輩も知ってるから。あたしは、その後すっごく後悔してた先輩を知ってるから……。櫻は知らないでしょ?』
知らないけど……。
あたしはなんて返したらいいのかわからなくて、返さなかった。
ちょっとずつ、あたしの知らないところで、いろんな事が動きつつあった。
『覚えてるよ!櫻がイジメられてるって相談しても何もしてくれなかった。それどころか先輩まで櫻のことをシカトし始めた。ちゃんと覚えてる!』
だったら……。
『だったらなんで!?』
『その後の先輩も知ってるから。あたしは、その後すっごく後悔してた先輩を知ってるから……。櫻は知らないでしょ?』
知らないけど……。
あたしはなんて返したらいいのかわからなくて、返さなかった。
ちょっとずつ、あたしの知らないところで、いろんな事が動きつつあった。