意地悪な彼氏

櫻木結衣ちゃん…と友枝胡桃ちゃん！お、両方いっぺんにみっけって…うわ、可愛い。


「おい潤、あのコ可愛くないか？」



俺は胡桃ちゃんを指さして言った。



「は？どれだよ？お前がそんな食いつくの珍し…あのポニーテールと一緒にいるやつのことか！？」



ポニーテールは結衣ちゃんのことだ。



「そうそう。」



「あいつ、お前の好きそうなタイプじゃなくね？もっと遊んでそうなやつが良いんじゃねえの？あいつめっちゃ純粋そうな顔だし…」



確かに、そうだ。遊び人の俺の相手は遊びとわかって寄ってくるやつらだからピュアなコはいない。



比べて、胡桃ちゃんはめちゃくちゃ純粋そう。



ちょっと目が垂れていてまつげが長い。小さい鼻に口角が上がってプックリとキスしたくなる唇。それに頬はほんのりピンク色。色白で細い。



背中あたりまである髪は染めてあるのだろうか、茶色い。それに、ほんのりウェーブがかかってる。ほんわかしてて可愛い超絶美少女。



今は、表情に出やすいタイプなのかをころころと表情をかえながら結衣ちゃんと話してる。



「確かに、そうなんだけど…。いつも肉ばっか食ってたらデザートに行きたくなったみたいな？」