意地悪な彼氏




なぜ、大きいボストンバックを持っているかと言うとそれは私たちが通う学校が全寮制だから。



大きい荷物は、もう寮に運んだのだけど最後まで必要な着替えなどが入っている。



あ!そういえば、まだ自己紹介をしてなかったね!



私の名前は友枝胡桃(ともえだくるみ)。何もかも平凡な女子高生でーす!



「2人とも!ご飯食べていけばぁ?」



私が、違う世界に入り込んでいるとお母さんの高い声が響いた。



「え?いいの?桜さん。」



「良いに決まってるじゃなーい。だって、結衣ちゃんは私の子のようなものですものー!」



お母さんは、結衣に桜さんと名前で呼ばせている。少しでも、若くなったような感じになりたいそうだ。



「じゃ、いただきまーす。」



テーブルの定位置に座り、お母さんが作ったコーンスープとベーコンエッグとトーストを食べた。



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